映画「溺れるナイフ」がなんか辛い
原作が大好きで、たくさん読んできた漫画の中でこれから先も揺らぐ事の無い1位の漫画なんだろうな…って思うぐらいの作品だった「溺れるナイフ」が映画化されるという事で、公開初日に駆け込んできました。
映画化決まってちょっとザワつきましたが、キャスト発表されてからは、ちょっと観るしかないじゃん?コウちゃんと夏芽に会えるじゃん?って思ってワクワクが止まらなくて。
同じく原作の大ファンである友達と意気込みながら観に行ってきました映画館。
以下、ネタバレ&お前どこから目線で語っとんなん要素を含みますので、無理な方はリターンして下さい。
って、言ったものの、この映画のネタバレ読んだ所で、溺れるナイフのお話自体は全く理解出来ないだろうな、と思える内容でした。(結論)
なんかね、ただただ辛かったです。
この…切り裂けそうなこの……って煮え切らなすぎて笑った。
いや笑うしかなかった。(笑)
映画館にいるJK達に叫びたかった。
「違うの!!!!こんなお話じゃないの!!!!田舎の厨二とメンヘラの美男美女のお話じゃないの!!!!そんな陳腐じゃないの!!!!」
って叫びたい衝動を抑え、今ここでつらつらと書いてます。
これ初見の人が観て理解出来るの?ってのが最初の素直な感想で、キャストの無駄遣いだし、菅田将暉と小松菜奈だからなんとか2時間もったと言っても過言ではなかったです。
2人の美しさにあっぱれというかなんというか、あっぱれ。
公開前の舞台挨拶の映像で、菅田さんが「胸キュンとかそういうストーリーじゃない恋愛映画」のような類いの発言をしていたので、
そうなの!そうなのよ!!それなのよ!!!
って賛同してたので期待値高かったんですが、期待した分コレジャナイ感がすごい。
正直始まる前は、内容クソでも映像さえ綺麗であれば全然許せるっしょおっけーって思って見始めたタイプだったんですが、それを上回る程のモヤモヤが勝ってしまって。逆にすげぇなおいってなってます。(誰)
この画が撮りたい!このセリフは入れたい!このシーン入れたい!っていう気持ちは凄い伝わったんですけど、おいおいそれじゃ話がひっちゃかめっちゃかやないか……肝心のストーリーが謎になってんぞ……って終始心配しながら見ていました。
そしたらその通りでした、って感じ。
まず、最初のカットで、夏芽がモデルの撮影をしているシーン。
チョットォ…小松菜奈美しい……可愛いさダダ漏れェ……夏芽やんかァ………ってなって
「あ、これは期待出来るかも…」って純粋にワクワク。
だけどその後、おっと…これがピークだったんやなって感じ始める15分後(早い)
確かに海は綺麗だし、水中のシーンも美しかったけど、私的にそのぐらいでしかなくて、田舎をアピールしたカットを多く入れたかったのかな?って感じでしたが、それにしても中途半端というかなんというか。
火祭りのシーンも映像は綺麗だったかもしれないけど、これは…私は…何を見せられているんでしょうか…感。
大事なシーンってのは十分理解してるし、ここ大事なんだよ!って伝えようとしてるのは十分に感じ取れたんだけど、私はただただ、
菅田将暉美しい…。舞ってる…なんか…舞ってる美しい。って感じで、語尾に美しいをつけたらどうにかなるんか?ってなんかキレ気味に見続ける。
金髪に色白で儚く消えそうなコウちゃんと、手足がスラッと長く、チョット手足余ってるで?ってなるぐらい綺麗な夏芽は、本当にリアルコウちゃんとリアル夏芽で、キャスト配役は、本当にベストだったなってヒシヒシと感じました。
だから、そう私は2人のイメージビデオを見ているんだ…って頭に刻み込んで見るならば最高の映画でした。(もはや映画じゃない)
2人が追いかけ合う描写がめちゃくちゃ多く出てくるんですけど、そんな狭い場所でぐるぐるジタバタ行ったり来たりでやかましいわ!!!ってなったけど、2人だから許せた。(バリバリの私情)
ただ?ジュースのシーン?
あれは、ただただありがとう。
全世界にありがとう。(重め)
あと気になったのはBGM。
本当に随所に散りばめられたBGMが謎すぎて、よくわからないタイミングで流れたり、チョイスされた曲もサブカル臭くて、
いやちょっと待って。
夏芽とコウちゃんの神々しさをそんなサブカル臭が凄い音楽で表現しないで…ってなるぐらい、なんかスッと入って来ないBGMばかり。
君の名は。で、BGMの偉大さと大切さを感じたばっかりだったから、コレジャナイ感が凄いBGMに違和感を覚えまくりでした…
監督の趣味?なの?仲良しさん?なの?この曲使わないと死ぬの?って感じ。(すみません)
何かしらの大人の力が動いているんだな…きっと…うん…そうやわ…って自分を納得させながら観てました。
あと、カナちゃん。
本当に本当にもったいなくって辛カッタナァー
原作の時点でカナちゃんが本当に嫌いで(笑)上白石さんが演じるカナちゃんの野暮ったさと丁度良いウザさがなんとも言えなくて凄い楽しみにしていて。
上白石さんを嫌いになっちゃうな……って謎の心配をしながら見てたんですけど、この映画にカナちゃんって必要だった?ってぐらい薄くて。
クラスメイトAにもなりきれない、Bぐらいの立ち位置でしかなく、2人の存在をとりあえず囃し立てときゃ良いだろ!のモブでしかなかった。辛い。
カナちゃんがコウちゃんと夏芽を崇拝してる描写が本当に少なく、原作ではカナちゃんが崇拝すればするほど、2人の存在が神々しくより際立ってるように感じられたのに、それが無いので、ただの美男美女カップルで終わってしまう。
2人の特別感をより感じられるカナちゃんの存在が、本当に薄くて薄くて。
最後の「もうコウちゃんには近づかんといて」って言った瞬間、いや君誰や……?何で急に親密な感じなんや…?ってなるぐらいの映画のカナちゃん。
もっと上手に使ってあげて下さい…って謎にカナちゃんの味方についてしまった映画版カナちゃん。
原作なら到底ありえなかったカナちゃん擁護の自分に驚きを隠せない……もっと憎ませてくれや……カナちゃん………
そうそう、途中垢抜けた割には私服がおぼこいままで、チョット時系列…?って1人でなってました。
あと、大友。
重岡くんが本当に大友で。
空気感がめちゃくちゃ大友だったから余計に残念で…!!!!涙
これも本当にもったいないいぃぃあああぁぁ
重岡可愛いで終わってしまった大友でした辛い。
大友に関してはね、別にオリジナルのシーンがあっても、なんかこれはこれでありなんかな?って思えて、微笑ましく見てたんですけど、大友との別れのシーン。
え?!?!ナニコレ?!?!チョット大友良い奴キャラに仕立て上げようとして、逆にキモい奴になってるから!!!!!!ってのが率直な感想。
本当はコウちゃんが理由なのに、仕事を理由にして別れようとする夏芽のずるいところが露骨に出てくる部分で、最後まで大友に嫌われたくないっていう女の嫌な部分が出てくるシーンなのに、大友がめちゃくちゃ簡単に許す。
え?嘘やん?ってぐらい許す。
一瞬、コウか?コウのせいなんか?ってなるけど、最後は東京でも頑張れよー!!!俺はいつでも応援してるぜ!!!みたいな青春出してきて、バリ寒い。どうした大友。
気づけ!!!!大友!!!趣旨変わってんぞ!!!!!結局寝取られてるんやぞ!!!!!!
って流石にアホすぎる大友の応援をしてしまったぐらい、大友のキャラが崩壊してました。辛い。(∞回目)
原作での大友と夏芽の別れが悲しすぎて、絶望に歪む大友の顔が未だに忘れられず、原作で大友のサイドストーリー作ってあげてくれや……ってぐらい報われて欲しいな、って思ってたんですけど、映画はいやこいつはまた同じ感じで悪い女にひっかかるわ!そうやわきっと!ってなるだけのただの大友でした。どんまい大友。
コウちゃんと大友が親しかったからこそ、生まれた絶望だったと思うんですけど、その仲良い描写自体が全く無かったので、意図的なのかもしれませんが、、、大友が意味をなさなくて、これも本当にもったいないお化けでる。
しかもこのカラオケシーンがスッッッゴイ長いの。
ジャニー◯ズに賄賂でももらった?ってぐらい長いんすわ。もういい。もういいからってなるぐらい。2番まで歌わんで良いから、他の削ったシーン流して下さい頼みます…ってなるぐらい長かった………
小松菜奈ちゃんも、どうしたら良いんかわからない感じが出てて、監督早くカットかけてくれ頼むらぁ……って拝んでました。
あと、コウちゃんが夏芽の前で泣くシーン。
コウちゃんが泣くのは最初のレイプ犯にボコボコにやられた時だけであって、弱音らしい弱音を絶対吐いたりしないし見せない。
だからこそ弱くもあり強くもあったのに、映画では夏芽の前で泣きながら弱音を吐くんすわ。
そこが本当にやめて?コウちゃんをただの厨二にしないで?ただの弱い奴にしないで?って切実に思って逆に泣けてきました。(本当誰)
何でも出来る最強だと思ってたコウちゃんが、レイプ犯に勝てなくてボロボロ泣いている所を見て、私の神さん…ってなってから歪み始める2人の関係性をペロっとほじくり返された気がして、チョット違うくないっすか……まじか…ってなり頭をガンガン打ち付けた(妄想で)
あとは、地主の息子っていうバックボーンをもっと取り入れても良かったのかな、って思ったけど、まぁこれに関しては2時間でこの内容まとめようとする時点で難しさMAXやな、ってなってたんで、仕方ないっちゃ仕方ないんすけど、なんだかなぁ………って感じっす
終わり方も好きじゃなかったなぁ。(これに関してはめちゃくちゃ個人的)
謎な割にこのシーンもめちゃくちゃ長い。
謎なシーンが長いの、この監督のあるあるにしない?ってぐらい長い。
予告とかでよく流れていた、海をバックに単語をお互いが叫ぶシーンなんですけど、いる??このシーンいる???ってなっちゃうぐらい長いし謎。
キラキラで終わらせたかったのかな……
そうなのかな……
まぁ2人が幸せなら……それで……?
良い………訳がないやろがい…?!?!
ってなったんで今までツラツラと書き殴りましたすみません。
この映画を見て感じた事の要は、
・大友は大友じゃなくてただの重岡
・とりあえず漫画読み返そう
の3本です!!!!!!
私はいてもたってもいられず、こんな形で描き殴っていますが、twitterとかで検索してみると、原作ファンの方でも、良かった。と言っている方がたくさんいらっしゃったので、人は人、十人十色なんだなぁ……と人々の考えさたくさんあるんだな、感じられる良い経験でした。(ねちねち)
とりあえず、重岡に溺れた友人を救済してきますうっす
LDHとジャニーズの違い〜その他モロモロ〜
- 肖像権の話
- 遭遇情報
- デビューするまで
- 担当
- E-girlsの存在
岸君がキンプリにもたらすモノとは
おめでとう!映画出演おめでとう!!
今から始める三代目J Soul Brothers。
NAOTO(1983年8月30日生まれ 31歳)
小林直己(1984年11月10日生まれ 30歳)
ELLY(1987年9月21日生まれ 27歳)
山下健二郎(1985年5月24日生まれ 30歳)
岩田剛典(1989年3月6日 26歳)
今市隆二(1986年9月2日 28歳)
登坂広臣(1987年3月12日 28歳)
あれ、沼から顔が出て来ませんけど?
ん???んんん?!?!?!
LDHとジャニーズの違い 〜現場編〜
お客さんのジャニヲタとの違いに興味津々だったんだけど映画館のお客さんがキャーって言ってたのは、
①メンバーがカメラ目線の時
②メンバー同士が絡んだ時
③登坂くんが近くのお客さんにサインフリスビーを狙い投げしてた時
だったのでジャニヲタと何ら変わりないのだなと思いました。
— あやや (@hraom) 2015, 7月 15